SessionBox と Gologin はどちらも、同じウェブサイトで複数のアカウントを扱うためのツールですが、アプローチは異なります。EU 拠点のベンダー Box Labs が提供する SessionBox One は、1つのウィンドウ内でタブを個別のセッションに分け、普段お使いのブラウザとも連携できます。Gologin は本格的なアンチディテクトブラウザで、プロファイルごとに独自のフィンガープリント、Cookie、プロキシを割り当てられます。Windows、macOS、Linux、Android 向けアプリと Cloud Browser に対応しています。
結論として、ほとんどのユーザーには Gologin がおすすめです。フィンガープリント保護が必要になると価格差も大きく、Gologin は10プロファイルで月額$9からですが、SessionBox でフィンガープリント保護が付くのは月額$59.99の Professional プランからです。SessionBox は、すでに使っているブラウザのタブでログインを分けたい方に向いています。
開示:Gologin と FloppyData は cross-browser.org の商業パートナーです。パートナーの一覧は運営者情報ページをご覧ください。

SessionBox vs Gologin 比較早見表
料金は2026年10月に両社のウェブサイトで確認しました。
| 項目 | SessionBox One | Gologin |
|---|---|---|
| 無料プラン | なし | 3プロファイル、無期限 |
| 無料トライアル | 7日間、全機能 | 有料機能を7日間 |
| エントリープラン | Hobby:月額$12.99(年払いの場合は月額$6.99)、1シート、フィンガープリント保護なし | Professional:10プロファイルで月額$9(年払いの場合は月額$4.50) |
| フィンガープリント保護 | Professional から、月額$59.99(年払いの場合は月額$29.99)、2シート | 無料プランを含む全プラン |
| チームプラン | Teams:月額$99.99(年払いの場合は月額$49.99)、5シート | Business:300プロファイルで月額$99(年払いの場合は月額$49.50) |
| クラウドプロファイル | Hobby は最大10、Teams は無制限 | Cloud Browser、クラウドでの同時起動は1~4 |
| API アクセス | Professional と Teams | REST API(毎分300~1,200リクエスト)、Puppeteer、Playwright、Selenium、Browser MCP |
| 対応プラットフォーム | Windows、macOS。お使いのブラウザでも利用可能 | Windows、macOS、Linux、Android、Cloud Browser |
| モバイルアプリ | なし(予定もなし) | Android アプリ |
SessionBox:何をインストールするのか
SessionBox は、ブラウザのタブを個別のセッションに分けて保持する Chrome 拡張機能として始まり、同じウェブサイトに複数のアカウントで同時にログインできるようにしました。従来の拡張機能は今も Chrome ウェブストアにありますが、現在の製品は SessionBox One です。

SessionBox One は Windows と macOS 向けのデスクトップアプリです。独自の内蔵ブラウザを備えるほか、お気に入りのブラウザやそのプラグインと統合して、タブを個別のプロファイルにすることもできます。アプリをインストールするとすべての機能を使える7日間の無料トライアルが始まり、クレジットカードは不要です。SessionBox は AI で複数アカウントを管理する別ツール、Eazy Sessions も公開しています。
SessionBox One とお使いのブラウザ
新しいプロファイルはワンクリックで作成でき、それぞれ1つのウィンドウ内のタブとして開きます。テストしたところ、プロファイルは色で区別されていました。数個のアカウントを切り替える場合は素早く判別できますが、数十個になると見分けにくくなります。1つのプロファイルに複数のタブを含められるため、SessionBox における「セッション」は、単一のタブというよりウィンドウ内のミニブラウザに近い存在です。

セッションとクラウドプロファイル
複数アカウントの運用では、セッションの保持が重要です。プロファイルに戻ったときにログイン状態が維持されていること、しかもどのパソコンでも、どのチームメンバーでもそうであることが求められます。SessionBox では、Hobby プランで最大10個、Teams プランで無制限のクラウドプロファイルを保存できます。プロファイルは全プランで1対1の共有が可能で、Professional と Teams プランでは共有スペースも利用できます。
SessionBox One のブラウザ
SessionBox One の保護レベルはプランによって異なります。Hobby プランでは、プロファイルごとのプロキシとプロファイル共有は使えますが、フィンガープリント保護はありません。Professional ではフィンガープリント保護、自動化と API アクセス、プロキシの自動割り当て、プロキシの所在地とタイムゾーンの一致が加わります。Teams ではさらに、割り当て可能な5シートと無制限のクラウドプロファイルが使えます。
SessionBox One の簡単なまとめ
SessionBox One は、すでに使っているブラウザでログインを分けたい方に向いたツールです。一方で、強力なフィンガープリント保護を低価格で求める用途にはあまり向きません。保護機能が月額$59.99からであるうえ、対応は Windows と macOS のみで、モバイルアプリもないためです。
Gologin:概要
Gologin は、個人のアフィリエイターから大企業まで幅広く使えるアンチディテクトブラウザです。各プロファイルは、Gologin の Chromium ベースのブラウザ Orbita 上で専用のウィンドウとして動作し、独自のフィンガープリント、Cookie、プロキシを持つため、どのタブがどのアイデンティティに属するのか迷うことがありません。

Gologin は HTTP/SOCKS プロキシならどれでも利用でき、プロキシ通信も標準で利用できます。有料プランには一定量のレジデンシャルプロキシ通信が含まれます。どちらのツールでもプロキシが必要な場合は、FloppyData が1GBあたり$1.00とお手頃で、1つの残高をレジデンシャル、モバイル、データセンターのトラフィックとして使えます。
Gologin は数百のプロファイルを扱えるよう設計されています。プロファイル一覧ではフォルダ、タグ、メモ、一括操作で整理でき、プランは無料の3プロファイルから100,000プロファイルまで拡張できます。
Gologin の機能と使いやすさ

SessionBox One と比べると、Gologin には次の特長があります。
- プロファイルごとに1つのブラウザウィンドウがあり、一貫したフィンガープリントが自動的に作成される
- 無料プランを含む全プランでフィンガープリントを保護
- すべての有料プランで、チームメンバーと、閲覧・編集・管理の権限を設定したプロファイル共有が可能
- REST API、Puppeteer、Playwright、Selenium への対応、および AI エージェント向けの Browser MCP
- 有料プランでは24時間365日のサポート
どちらのツールにも7日間の無料トライアルがあり、Gologin にはさらに無期限の無料プランと、有料プランの7日間返金保証があります。

モバイルアプリと Cloud Browser
Gologin の Cloud Browser は、何もインストールせずに Gologin のサーバー上でプロファイルを実行でき、Android アプリではスマートフォンからプロファイルを操作できます。SessionBox One は Windows と macOS のみに対応しており、SessionBox はモバイルアプリの予定はないとしています。
料金比較:SessionBox vs Gologin
無料プランとトライアル
SessionBox に無料プランはありません。7日間の無料トライアルではすべての機能が使え、アプリをインストールした時点で開始されます。
Gologin は両方を用意しています。無期限の無料プランは3プロファイルまでで、プロファイル共有とチームメンバー以外の主要機能とフィンガープリント保護が含まれます。また、有料機能を試せる7日間の無料トライアルもあります。
有料プラン:個人利用
- SessionBox Hobby は1シートで月額$12.99(年払いの場合は月額$6.99)ですが、フィンガープリント保護は含まれません。
- フィンガープリント保護が付く最初のプランである SessionBox Professional は、2シートで月額$59.99(年払いの場合は月額$29.99)です。
- Gologin Professional は10プロファイルで月額$9(年払いの場合は月額$4.50)で、フィンガープリント保護、チームメンバー、プロファイル共有が含まれます。
両社とも年払いでおよそ半額になります。1年間の費用は、SessionBox Professional が年払いで$359.88、Gologin Professional が$54です。
最上位プラン
SessionBox Teams は5シートと無制限のクラウドプロファイルで月額$99.99(年払いの場合は月額$49.99)です。Gologin Business は300プロファイルとチームメンバー込みで月額$99(年払いの場合は月額$49.50)です。Gologin にはほかにも、1,000プロファイルで月額$179の Enterprise と、最大100,000プロファイルに対応する Custom プランがあります。SessionBox では、より大規模なニーズにはリクエストベースのカスタムプランで対応します。
まとめ:SessionBox vs Gologin
- SessionBox One は、Windows または macOS で、お使いのブラウザのタブごとにログインを分けるのに便利です。フィンガープリント保護、API アクセス、共有スペースは月額$59.99の Professional プランから利用できます。
- Gologin は、ほとんどのユーザーにとってより強力なアンチディテクトツールです。全プランでフィンガープリントを保護し、月額$9から始められ、すべての有料プランでチーム機能が使えます。最大100,000プロファイルまで対応するプランがあり、Windows、macOS、Linux、Android 向けアプリと Cloud Browser も利用できます。
ビジネス用アカウントで本格的なフィンガープリントの分離が必要なら、Gologin をダウンロードして、無料プランまたは7日間のトライアルから始めてみてください。詳しくは、SessionBox レビューと Gologin レビューをご覧ください。
よくある質問
SessionBox に無料プランはありますか?
いいえ。SessionBox にはすべての機能を使える7日間の無料トライアルがあり、その後は Hobby が月額$12.99からとなります。Gologin には、3プロファイルまで使える無期限の無料プランがあります。
SessionBox はブラウザのフィンガープリントを保護しますか?
月額$59.99から始まる Professional プランと Teams プランのみです。Hobby プランではセッションの分離とプロファイルごとのプロキシ設定は可能ですが、フィンガープリント保護は含まれません。Gologin は無料プランを含むすべてのプランでフィンガープリントを保護します。
Gologin は SessionBox より安いですか?
はい、アンチディテクト用途ではそうです。Gologin Professional はフィンガープリント保護付きで10プロファイルが月額$9ですが、フィンガープリント保護が付く SessionBox の最安プランは月額$59.99です。チーム向けでは、Gologin Business(300プロファイルで月額$99)と SessionBox Teams(5シートで月額$99.99)はほぼ同じ価格帯です。
SessionBox にモバイルアプリはありますか?
いいえ。SessionBox One は Windows と macOS で動作し、提供元はモバイルアプリの予定はないとしています。Gologin には Android アプリと Cloud Browser があります。
